食品を購入する際は、パッケージに記載されている製造日と賞味期限を確認しますが、端子台コネクタにも一定の安全な使用期間があります。端子台製品は、特定の環境条件下で一定期間保管すると、材質が変化し、製品の性能も低下する可能性があります。長期間放置すると、製品の信頼性が保証されなくなります。今日は、端子台コネクタの「賞味期限」についてお話します。

端末の「保管期間」とは、製造および検査の合格から機械の設置前の一定の環境条件下での保管期間を指し、端末の有効保管期間は、保管期間中に端末の品質および信頼性が機械の設置における設備の要求を満たすことができる期間であり、基本有効期間は端末の品質レベルの有効保管期間とはみなされません。
A、ターミナル保管期間に影響を与える要因。

端末の有効保管期間は長さと以下の3つの要素が関係します。

1. 端末の品質は、有効保管期間中に端末の品質と信頼性が著しく低下しない基本条件を保証することです。

2. 端末の保管環境条件。

3. 適格基準を満たした後の端末保管。

端子台の全体仕様や詳細仕様は、端子台の保管環境に合わせて規定されることがほとんどです。

例えば、SJ331 は半導体集積回路の保管環境条件として -10 ℃ ～ +40 ℃、RH ≤ 80% を提供します。米国軍事規格の半導体集積回路の保管環境温度範囲は -65 ℃ ～ +150 ℃ です。GB4798.1 は精密機器、端末の保管倉庫環境レベルの最高水準を規定しており、環境条件は 20 ℃ ～ 25 ℃、RH 20% ～ 70%、気圧 70kPa ～ 106kPa です。QJ2222A は、一般保管環境と特殊保管環境の 2 種類の条件を提供します。

第二に、端子台の有効保管期間

端子は、プラスチック絶縁部品と異なるめっき部品という、異なる材料でできた2つの主要部品で構成されています。プラスチックと金属の保管期間は同じではありません。製品全体の保管期間は、劣化の早い部品の保管期間を優先する必要があります。通常、絶縁部品の寿命は3年ですが、保管環境によって大きく異なります。
米軍規格の初期規定では、12ヶ月を超える「バックログ」を持つ半導体ディスクリートデバイスは納品時に再検査が必要とされており、半導体ディスクリートデバイスの有効保管期間は12ヶ月とみなされます。新バージョンのリリース後、24ヶ月を超える半導体ディスクリートデバイスは納品時に再検査が必要となります。新バージョンのリリース後、36ヶ月を超える「バックログ」を持つ半導体ディスクリートデバイスは納品時に再検査が必要となります。

第三に、端子台の期限切れ再検査

在庫端子は3年以上ある場合、設置前に再テストを実施する必要があります。再テストには、電気特性テスト、外観目視検査、破壊物理分析（DPA）が含まれます。3～10倍の倍率の顕微鏡を使用して、端子台の外観を検査します。端子の破損や殻剥がれは致命的な欠陥です。端子の錆や表面損傷は深刻な欠陥です。表面コーティングの剥がれ、ふくれ、または標識のぼやけはあるものの使用に影響しない軽微な欠陥です。これらの3つの欠陥は、端子台に不合格となります。電気特性テストは、倉庫でテスト済みの端子の電気特性を、テスト方法と同じパラメータに従ってテストする必要があります。保管時にテストされていない端子の電気特性については、端子または製品の対応する詳細仕様書に従って、マニュアルのテスト機能と主要パラメータをテストします。

つまり、端子の「保存寿命」は非常に長いですが、有効な保管期間は長くなく、温度、湿度の管理が良好な場合、寿命は最長 3 年です。環境が悪いと、端子の寿命はわずか 1 年半かそれ以下になり、酸やアルカリの環境は端子に非常に大きなダメージを与えます。そのため、定期的に製品テストを行い、老化現象が見つかった場合は、すぐに端子コネクタを交換する必要があります。